「きょうの食材」では私自身が子供の頃から何気なく食卓に出されてきた家庭料理もレシピとして紹介させていただいています。
それは祖母や母、伯母などが作るのを見てごく自然に覚えた、地元の旬の食材を使った普段の料理です。ときには調味料を感覚(目分量)で入れたりするものや、名前のない料理もありました。
季節ごとの食材を見たとき、それを使ったなにげない料理が自然と思い浮かび、作ってでも食べたいと思う。
穏やかな幸せとは、そうした普段の家庭料理にあるのではないでしょうか。
また日本には、おせちやお雛祭りなど、四季ごとの特別な料理というものがあります。
そうしたときは、思い切り手間ひまをかけて、丁寧に作ってみる。
生きるための毎日の食事も、ハレの日の料理も、旬の食材に感謝していただきたいものです。
どうぞご自身や家族の幸せのために、料理を作って食べるということを楽しんでください。