ボルシチはウクライナやロシアでは日本の味噌汁のような存在だそうです。
ビーツのやさしい甘みとその元気な赤色で、味噌汁のように毎日いただきたくなるスープなのでしょう。
煮込み料理には脂肪が多めの塊肉が向いていますが、スーパーなどでは手に入りにくいこともあります。
そこで、切ったばら肉であるカルビ肉を使うと手軽で十分美味しいボルシチになります。
ビーツは長く煮ると色が抜けるので、まず丸いまま皮ごと茹でておきます。
残った分は冷蔵庫に保存してサラダなどに使いましょう。
材料(3~4人分)
ビーツ 1個 ・・・ボルシチに使うのは150gほどで、茹でた残りは保存しましょう
牛ばらカルビ肉 150~200g
玉ねぎ 大1/2個
キャベツ 200g
にんじん 1/2本(約80g)
じゃがいも 大1個(約150g)
ローリエ 2枚
菜種油 大さじ1
【A】
トマトピューレー 大さじ3
ケチャップ 大さじ2
コンソメスープの素 1個
塩
ブラックペッパー
サワークリーム
作り方
- ビーツは皮と葉の付け根部分をそのまま切らずにきれいに洗って鍋に入れます。
ビーツがかぶるくらいの水を入れて火にかけ、沸いてきたらふきこぼれない火加減にしてやわらかくなるまで茹でます。
竹串が通るようになったら、お湯を捨ててさっと洗い、粗熱が取れたら必要な分だけ切って皮をむきます。
ポイント
茹でる前に切ると色が抜けやすくなるので、丸のまま茹でます。
茹で上がったら葉の付け根部分など固い部分は切り落とし、皮は指で押さえるようにするとツルっとむけます。
あちこち赤くなりますが、洗い流すときれいに落ちます。布に色素がつくと取れなくなるので必ずエプロンをしましょう。 - 玉ねぎは7~8ミリの串形に切ります。
キャベツはざく切りにします。
にんじんは2~3ミリの厚さの輪切りにしてから2~3ミリ幅の棒状に切ります。
じゃがいもは皮をむいてひと口大に切ります。 - 厚手の鍋に菜種油とにんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ったら取り出します。
塩、こしょうをした牛肉を並べ入れて強火で表面を焼き取り出します。
同じ鍋で玉ねぎを色づくまで炒め、にんじん、じゃがいもを加えてさっと炒めます。
水カップ3とローリエを加えて、【A】を溶かし入れます。
キャベツをのせて、にんにくを戻し入れ煮立ったら蓋をして弱火で30分ほど煮ます。 - 食べやすい大きさに切ったビーツと牛肉を加えてさらに弱火で煮ます。
スープが赤くなったら、味をみて塩とブラックペッパーを加えます。
あつあつを器に盛りサワークリームをのせます。