昭和のお母さんが作った家庭のプリンです。
シンプルな材料ですが、ちょっとしたコツがあります。
卵は全卵を使いきります。
ほろ苦いカラメルソースを作りましょう。
材料(プリン型6個分)
卵 3個
砂糖 大さじ4
牛乳 カップ2
バニラエッセンス
【カラメルソース】
砂糖(またはグラニュー糖) 大さじ3
水 大さじ1
熱湯 50ml
作り方
- カラメルソースを作ります。
持ち手のついた小さい鍋に砂糖と水を入れて中火にかけ、かき混ぜないで鍋を傾けて回すようにして砂糖を溶かします。
この間に熱湯と水を張ったボウルを準備しておきます。
全体が濃いこげ茶色になって煙が出てきたら、水を張ったボウルに鍋の底をつけ、熱湯を少しずつ入れます。
このとき、やけどしないように注意しましょう。 - 再び弱めの中火にかけ、鍋の底についたソースをゴムベラなどで溶かすようにして煮詰めます。
少しとろみがついてきたら、プリン型の底に等分に入れます。
バットなどにのせて、冷蔵庫で冷やします。(急ぐときは冷凍庫の個室でもOK) - 蒸し器にお湯を沸かし始めます。(プリンをのせる上の容器はのせないこと)
牛乳を電子レンジで温めます(ラップをせずに600Wで3分ほど)。
ボウルに卵と砂糖を入れて泡立て器で白身を切るようにしっかり混ぜます。
温めた牛乳を一気に入れて混ぜ、バニラエッセンスを数滴たらします。
濾し器などでこして卵のカラザなどを取り除きます。 - プリン型に3の卵液を等分に流し入れます。
蒸し器の上の容器にふきんをしいて、プリン型をならべたら竹串をかませて蓋(ふた)をします。
お湯がしっかり沸騰しているのを確認して、プリンをのせた上の容器をのせます。
強めの中火でひと呼吸おいてから、弱めの中火にして7~8分蒸します。
表面がふるふると動くくらいで火を止め、ふたをしたまま余熱で10分ほど蒸らします。
プリンを鍋から取り出して粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やして出来上がり。
お皿にのせるときは、プリンと型の間のくっついたところをスプーンで押さえて離します。このとき少し空気を入れるようにします。お皿の上に逆さまにして置き、お皿ごと両手で持って勢いよく振り下ろします。
ポイント
ほろ苦いカラメルソースにするには、火にかけてからこげ茶色になり、こうばしい香りがしてから、さらにふた呼吸ほど加熱します。
蒸すときの火加減は、弱すぎると固まらず強すぎると穴(す)が入ります。
蒸し器の大きさにもよりますので、様子を見ながら調節しましょう。
沸かすお湯の量によっても変わってきますので鍋に水の量の印がある場合は、そこまで入れてしっかりと沸騰させます。
まだ柔らかそうに見えても蒸らすと余熱で火が通るので、口あたりのよいプリンに仕上げるには蒸し過ぎに注意します。