おせち料理にかかせない黒豆ですが、12月には新豆が出回ります。
お正月本番前に一度作っておくと、忙しい年末に重宝します。
しわができてしまっても、皮のしわには長寿の願いが込められます。
ふっくらと張りのある黒豆にしたいときは、たっぷりの煮汁で煮ます。
豆によっても煮え方が違いますし、そのときどきの仕上がりを楽しみましょう。
煮汁は喉によいとされますので、安心していただけるようブラウンシュガーを使いましたら、こくのある、でもすっきりとした甘さで、贅沢な一品になりました。
材料
黒豆(新豆) 250g
黒豆について
丹波の黒豆は上等でふっくらやわらかく仕上がりますが、地元の新豆などでも豆らしい食感になりとても美味しくできます。
【A】
ブラウンシュガー 200g
しょうゆ 50g(カップ1/4)
重曹 小さじ1/3
塩 ひとつまみ
さびくぎ(または鉄玉子)
作り方
- 黒豆はよく洗って、ざるに取ります。
鍋に水1リットルを煮立てます。
火を止めて【A】をすべて加えて混ぜ、さびくぎを入れます。
黒豆を加えて、そのまま5時間~一晩おきます。 - 翌日、鍋を中火にかけます。
煮立ってくると、黒いアクが浮き出てくるので、手早く取り除きます。
すぐに1/2カップほどの差し水をします。
再び煮立ったらアクを取ります。
これを何度か繰り返してできるだけアクをきれいに取り除きます。 - ごく弱火にして、オーブンシートで落としぶたをし、さらにその上にふたをします。
そのまま4~5時間ほどやわらかくなるまで煮ます。
途中、煮詰まって煮汁がすくなくなったら差し水をし、常に煮汁が十分に黒豆にかぶるようにします。
煮あがったら、一昼夜そのままおいて、味をふくませます。