コズクラは夏から秋口にかけて出回るブリの幼魚です。
富山の家庭料理では、なすと煮ることが多いのですが、そうめんなども一緒に煮たりします。
コズクラを煮た美味しい煮汁で、なすとそうめんを煮ます。
そうめんは茹でて余ったものを利用してもかまいません。
材料(3~4人分)
コズクラ*の切り身 4つ(1尾分400~500g)
なす 2個(200g)
そうめん 1把
【A】
酒 カップ1/4
砂糖 大さじ2
しょうゆ 大さじ3
水 カップ1/2
*きょうの食材: 富山県産のコズクラ(ブリの幼魚)
写真左側のアラは富山では「ざん」と言って、味噌汁にすると美味しい
コズクラのざんの味噌汁
作り方
- なすはへたを切り落とし、縦半分に切ってから皮側に斜めに切り込みを入れます。
さらに半分の長さに切って水にさらします。
ポイント
秋口のなすは皮が固いことがありますので気になるようでしたら縞剥き(しまむき)にしてから切り目を入れるとよいでしょう。
切り込みを入れるときは思い切って1/2~2/3ぐらいの深さまで刃を入れてください。 - そうめんは表示通りに茹でて水洗いし、ざるにあげて水気をきっておきます。
- 鍋に【A】を入れて中火にかけます。
煮立ってきたらコズクラの皮を下にして並べ入れます。
鍋を傾けながら、または煮汁をかけながら弱火で10分ほど煮ます。
一旦火を止めてコズクラを取り出し、上から煮汁を少しかけておきます。 - 鍋に残った煮汁の中になすを並べ入れます。
タオルペーパーなどで落としぶたをして弱火で10分ほど煮ます。
なすに火が通ったら、そうめんを脇に入れて煮汁をからませ、すぐに火を止めます。
コズクラと一緒に器に盛り付けて、残った汁をコズクラの上にかけます。